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月ヶ瀬の梅林

春分の日も過ぎてすっかり陽が長くなったおかげで

まだ明るいうちに月ヶ瀬まで

自然卵の仕入れに行ける様になりました。

月ヶ瀬の春は、梅の花で埋め尽くされます。

 

 

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梅の花ももう盛りを過ぎていましたが

まだまだ楽しめそうです。

桜ほど華やかではありませんが・・・・

地味ィ~な感じもまたよいです。

 

 

 

dsc04731_edit.jpg

月ヶ瀬の梅は、江戸時代の頃は

紅染めに使用される【烏梅】の生産のために栽培されたそうです。

急峻な地形のこの地では、梅の栽培は恰好の収入源となったのでしょう。

村史によれば米・麦の収入よりも数倍多かったようです。

京の都まで川が繋っており、輸送の便もよかったのでしょう。

 

 

【烏】とはカラスの意味ですね。

だから烏梅とは黒い梅のこと、

つまり、未熟な梅を釜戸の煙でいぶして燻製にしたものです。

 

 

漢方薬として、風邪薬や健胃薬として有名ですが

月ヶ瀬の烏梅は、もっぱら京都の紅花染めや

頬紅・口紅を生産するときに媒染剤として利用されたそうです。

つまり、紅花からオレンジ色をアルカリ性の灰汁で分離して

それから、酸性の烏梅で、繊維へオレンジ色を染めて定着させるのだそうです。

しかし、明治以降に化学染料が普及してからは

需要が激減し、現在月ヶ瀬で烏梅を生産している方は

たった一人だそうです・・・・・

 

 

 

 

 

dsc04728_edit.jpg

また、月ヶ瀬の梅林は古くから風光明媚なことで知られ

あまたの文人墨客が訪れては

詩や紀行文を残しています。

そのきっかけを作ったといわれるのが

伊勢津藩の儒者、斉藤拙堂の「梅渓遊記」という紀行文です。

拙道とのつながりから、頼山陽も月ヶ瀬を訪れては、

・・・・・・・・・・・・・・

両山相蹙一渓明  

路断遊人呼渡行  

水與梅花争隙地  

倒涵萬玉影斜横 

・・・・・・・・・・・・

帯将清気欲帰家  

在眼渓山玉絶瑕  

非観和州香世界  

人生何可説梅花  

・・・・・・・・・・・・・・・・

と詠みました。

なんだかよく分かりませんが

要するに、月ヶ瀬の梅を見ずには

梅を語ることは出来ないということなのではないでしょうか・・・?

 

 

月ヶ瀬は、奈良市といえども

地理的には伊賀の国・三重県伊賀上野の直ぐ近くです。

伊賀上野の松尾芭蕉も

月が瀬の梅を詠んでいました。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

「 春もやや けしきととのふ月と梅 」

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

松尾芭蕉なら、伊賀上野から月ヶ瀬まで

余裕で日帰りコースだったに違いありません・・・・・

 

 

 

 

 

 

バウムクーヘンのデルベア

 

 

 

 

 

 

 

 

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  1. 漢方薬の材料

    2007-09-14 (Fri) 20:36

    烏梅ウメ(梅)は、バラ科サクラ属の落葉高木、またはその果実のこと。学名は''Prunus mume''。中国の長江流域が原産で、日本には8世紀半ばに渡来した。日本の気候に馴染んでいないため、冬の終わりである2月頃という、花粉を媒介する虫の少ない時期に花をつける。アンズの

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